子育てとセカンドライフとお金
2019年03月20日イベントリポート
「人生100年時代」とよく言われていますが、それの意味するところを具体的に考えてみたことって、実はあまりないのではないかと思います。何となく漠然と「教育費どれくらいかかるかな・・」「貯金って何歳までにどれくらいあると足りるのかな」といった不安にかられながらも、特に子育て中の方は、日々のやりくりに大変で、やり過ごしてしまっていることが多いのではないでしょうか。
そこで本セミナーでは、関連するデータを参考に、この先のライフプランを必要なお金とともに具体的にイメージしてみるということをやってみました。
まず、アイスブレークも兼ねて自己紹介がてら「親として子どもにしてあげたいことととは?」という問いについてグループで語ってもらい、その後に子育てにかかるお金についてデータを示した後、「子供が育つまでの20年プラン」を作成してもらいました。
参加者は幼稚園〜中学生のお子さんを持つ方々でしたが、「 親としては、子どもがどういう方向に進むかわからないけれど、何かやりたいと言った時にやらせてあげるだけの資金は用意しておきたい」 という意見が多く聞こえてきました。一方で、子ども一人にかかる平均的な教育費と養育費についてデータを提示すると、若干重い空気が。。 その後取り組んでいただいた個人ワークでは、家族の年齢を全て書き込んで、いつどのタイミングでどんなイベントが誰に起こりそうか、その時いくらぐらいお金が必要になるか、といったプラン表を作成し、「急にいろんなことが現実的になった」といった感想をいただきました。
次に、子どもが独立した後をセカンドライフとして、自分の理想の日常についてグループで話し合った後、セカンドライフ資金についてデータを提示し、セカンドライフプランを作成してもらいました。セカンドライフについては、子育てに精一杯でその先の生活や自分自身の夢について考えたことがない、という意見が大半でしたが、それでも、子ども家族や友人と旅行したい、移住したい、と言った声が上がりました。その夢の実現にかかるプラスαのお金とは別に、夫婦二人で平均寿命より少し長めに生きたと仮定して・・の生活に必要な貯蓄額についてお話しすると、深い深いため息が。子ども関連の出費がまだまだかさむ40代後半から計画的に貯蓄スタートしないと大変そうだと分かっても、それを実行するのはなかなか難しいですよね。
そして最後に、それらの資金を確保するため、自分自身がブランクを超えて働きだすとして、不安なことは何か、それを乗り越えるには何が必要か、ということを話し合いました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!