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イベントリポート「キャリアブランクを越えるー両立時代の「わたしの働き方」ー」

2019年05月19日イベントリポート

少し前になりますが、日経ウーマノミクス・プロジェクトの企画で、「キャリアブランクを越えるー両立時代の「わたしの働き方」ー」というセミナーに登壇しました。 (https://nwp.nikkei.com/report/2019/career_blank.html

女性と一括りにしても、キャリアを中断せざるを得ない理由は人それぞれ・・で、参加申し込み時のアンケート回答でも、実際に直面している/近い将来直面する可能性のあるキャリアブランクの原因は多岐に渡っていました。ざっくりグループ分けすると、「出産・育児」「介護」「パートナーの転勤」「通院・治療」となりましたが、育児と介護のダブルだったり、通院も自分だったり子供だったり、と様々。改めて、女性が働き続けるのは大変なことなのだなあと実感しました。

キャリアブランク原因が多岐にわたる中、全体をひっくるめてブランクの乗り越え方を語るのもなかなかチャレンジングなように思えたため、まずはブランク原因ごとに話し合えるようテーブルを分け、グループワークをしてもらったところ、それぞれのテーブルで大盛り上がり。 みんな語りたかったのですね。 考えてみれば、今現在は育児に直面していても、そのうち転勤問題に悩まされる可能性も大いにあるわけで、テーブルごとの発表にもみなさんとても熱心に聞き入っていました。 なかなか衝撃だったのは、これだけ共働きが増えて家庭と仕事との両立支援が叫ばれて久しいにも関わらず、みなさんが経験している現場の状況は10数年前と比べてもそれほど変わっていないということ。もちろん、様々な配慮が行き届いた職場もあるでしょうが、まだまだ一握りといった印象を受けました。

パネル討論では、自分自身の経験談やこれまで出会ったケースを紹介することで、なるべく具体的にキャリアブランクの乗り越え方をイメージしてもらえるようお話ししました。 何よりも伝えたかったのは、選択肢はいろいろあるよ、ということ。 いったん仕事を辞めるなど想定外の道に進むのはかなりの勇気が必要だけれど、飛び込んだ先で見つかる道もあります。そこでの出会い、経験、葛藤などが、確実に自身の幅を広げてくれますし、その後の新たなキャリアに繋がることだってあります。

参加された方々は主に30代から50代で、数名60代に差し掛かった人もいらっしゃいましたが、みなさん一様に、キャリア継続に不安を抱えながらも働く意欲にあふれた前向きな方達で、こちらもとてもいい刺激を受けました。